エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー

mission11 the inforno

15 sep...2005

彼は戦中、F-35Cを駆り、数々のウスティオ空軍の戦闘機を落としてきたパイロットだった。
しかし現在では退役し、路上生活を強いられている。

「俺がホフヌングに来たときが遅かった。そう、何もかも遅すぎた。
僅か数十分…・…いや、数分の遅れがだ。
連合軍の奴等がホフヌングを爆撃し、挙句の果てにベルカの奴等まで自国の街に火をつけていったんだ。
ああ、今でも信じられない。
そして俺はあの燃える街を上から見下ろし、下からも見上げたんだ。
オイルや人が焼け焦げる臭いで、胃液が逆流しそうになったよ。
そして俺達の抑えようの無い憎悪を、奴等にぶつけようとしたさ。
奴等が汚したのはベルカ空軍の誇りだけじゃない、あの街と罪も無い人たちもだ。
敵が爆撃をするならまだわかる。でもな、味方までもが自分達の街に火を放っている姿を見て、俺は悲しくなった。
奴等というのは、連合軍だけじゃない。火を放っていた仲間もさ。
あの時奮い立ち、頭に血が上ったのが俺の運の尽きだったのかもしれない。いや、まだ運は尽きちゃいなかったか。
折角運良く燃え盛る機体から脱出したというのに、空も地面も炎に包まれ……俺はあの時、死の一歩手前まで追い詰められたと実感したんだ。
運よく装甲車が生き残っていて、俺はそれに乗せてもらい、こうして今生き延びることができたんだ」


16 sep...2005

「ウスティオの傭兵部隊の一人に、片羽の妖精というのを聞いた事がある。でもそれだけじゃなかったんだ。
鬼神といわれたあいつが……一番俺達の街を焼き払っていた。
連合軍の爆撃機やトマホークも……敵味方関係なく炎を振りまいていたが……奴の放った炎が一番大きかった。
対空砲やSAMは勿論、民間の輸送機や工場…ガスタンク、そして俺達……そう、全てを焼き払っていた。
俺はあの時撃墜され、イジェクションシートからベイルアウトした瞬間に恐怖を感じたんだ。
運よく生き延びても、奴に何もかも焼き払われて俺も此処で終わりなんだとよ。
だが、俺は運がよかった。不幸中の幸いなのか、奴等は俺達を撃墜した後すぐに帰っていったんだ。
そして、俺はご覧の通りこの体さ。あの時の全身の火傷で大変だったね。
こんなところまでインタビューに押しかけてくるなんて、あんた達も物好きだな。
奴等も……これを見ているのか?」


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